FormScannerを利用したマークシート採点と集計(実践編)

オープンソースのOMRであるFormScannerを利用したマークシート試験の作成から試験結果の採点、集計方法を紹介します。各項目にFormScannerのサイトで公開されている説明動画をリンクしています。

I.準備

FormScannerのインストール(動画

xnConvertのインストール

 

II.マークシート解答用紙の作成(動画

マークシート解答用紙のformファイルをダウンロードし、印刷する。問題数、解答数、レイアウトなどは変更できる。

注意

a. どのファイルを用いてもよいが、BUBBLEFORM.XLSX(250K)はExcelなので変更利用しやすい。

b. PowerPointのファイルには、〇画像やシートの四隅の二重丸画像などのサンプルがある。必要に応じて、これらをExcelに貼り付ける。

c.  鮮明なシートが求められるので、コピーではなく、コンピュータで印刷する。

 

 III. オートシートフィーダ・スキャナでの読み込み(動画

1. 白黒、解像度300dpiに設定する。

2. PDFで保存する。

注意

a. マークがはっきり区別できない場合は、「しきい値」を調整する。

b. JPGでもよいが、PDFで1つのファイルにまとめるほうが扱いやすい。

 

IV. xnConvertで、PDFファイルをJPGに変更(動画

1.「設定」の「形式の設定を読み込み」の「PS/PDF」で、解像度を300dpiにする。

2.「出力」の「形式」でJPEGを選び、「マルチページからすべてのページを変換」にチェックをいれる。

 

V. FormScannerで画像を読み取り、CSVファイルで出力

1.設定(動画

a. 画像をcrop「切りぬき」する。

スキャンされた画像のすみに線が入ることがあるので、マージンを設定(例えば10 dpi)して切りぬく。

“Stteings”の”Options”の”Image preprocessing”で上下左右の切り取る範囲を適当に設定する。

b. “Threshold”と”Density”、四すみの印を設定する。

“Settings”の”Options”の”Scanning”で、”Threshold”「しきい値」を127、”Density”「マークの密度」を適当な数値にする。”Density”は〇印の中に書き込まれた割合を示している。”Marker shape”を”Circle”、”Marker size(px)”を20に設定し、”Save options”をクリックする。

2. マークの読み取りを設定する。(動画

a. “Template”の”Create template from image”をクリックし解答された画像を選び”OK”をクリックする。ポップアップウィンドの右上のプラスをクリックする。

b.  “Field Type”で”Questions by rows”を選択し、”Confirm”をクリックする。

c. “Field properties”の”Multiple choice”「複数解答」あるいは”Ignore Multiple Responses”「複数解答を無視する」をチェックする。”Number of questions”に解答数をいれる。”Number of responses”に選択肢の数をいれて、”Confirm”をクリックする。

d. 同様に、ID番号のマークの読み取りを設定する。ただし、”A, B, C …”を”1, 2, 3 …”に変更する。

 

3. FormScannerで読み取り(動画

“File”の”Open Images” で読み込むファイルをすべて選ぶ。”Start all images scan”で読み込み、CSVファイルを保存する。

注意

Fromscannerが反応しなくなった場合は、”fromscanner.properties”を削除すると回復する。
Windowsの場合は、次のフォルダにある。

“C:\Users\[MyUserName]\AppData\Local\FormScanner\properties\formscanner.properties”

 

VI. ProcessBubblesで集計(動画

マクロが設定されたExcelファイル(ProcessBubbles)を利用して集計する。

1.Sheet1のC2に質問数をいれる。

2.Sheet1のD2、D3…に正解をいれる。

3.Sheet1のA3以降にVのCSVファイルの集計結果をコピーし貼り付ける。

4.Sheet1の”Enter Number of Items in cell C2 … “をクリックする。

5.Sheet2のC4以降にIDをいれると、スコアが表示される。

 

以上


柴田 啓文

紹介 柴田 啓文

経済学部教員です。このサイトの管理者の一人です。

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