Formscannerを利用したマークシート採点と集計

Formscannerの紹介

オープンソースのOMRであるFormscannerを利用したマークシート採点と集計を紹介します。

これまで、私はプレースメント試験やアンケート、日本語文章表現の試験でZipgradeを利用してきました。

Zipgradeは、スマートフォンでマークシートの写真を撮り、採点、集計するOMRアプリケーションです。スキャナが不要なため、授業中に試験を実施し、その場で採点し、学生に全体の集計やグラフを示すことができます。

また、クラウドで管理、集計し、自動的にグラフ化されます。もちろん、CSVファイルでの書き出しもできます。

価格も1000円と安く、ほとんど申し分ないのですが、大学のプレースメント試験や留学生全員の試験で利用するには、次の点が不便でした。

1.IDが5桁と指定されており、学籍番号7桁を用いることができない。

2.スマートフォンのアプリケーションなので、一枚一枚写真で撮る(1枚二秒程度)必要がある。

Formscannerはこれらの問題を解決できるオープンソースのソフトウェアです。

Formscannerの利用した採点、集計手順

1.マークシート解答用紙を作成する:問題数、レイアウト、IDなどは自由に設定できる。

2.オートシートフィーダ付きスキャナ(白黒、解像度300dpi)で解答済み解答用紙をスキャンする。

3.スキャンされたPDFファイルをxnConvertを利用してjpgファイルに変更する。

4.Formscannerを利用して画像を読み取り、データ化する。

メモ:Fromscannerが反応しなくなった場合は:fromscanner.propertiesを削除すると回復する。Windowsの場合は、次のフォルダにある。”C:\Users\[MyUserName]\AppData\Local\FormScanner\properties\formscanner.properties”

5.マクロが設定されたExcelのテンプレートProcessBubblesを利用するか、あるいは、Rのpackageのfmciを利用して集計する。

図1.ProcessBubblesのマクロにより集計したもの

キャプチャ1

 

図2.Rにより40問のうちの正解数と正解率を算出

キャプチャ2

 

図3.Rにより最下行に示された二人の学生の解答の不正解を赤で、正解を緑で示したもの。
キャプチャ3

 

図4.解答用紙

以上


柴田 啓文

紹介 柴田 啓文

経済学部教員です。このサイトの管理者の一人です。

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